2004年07月17日
トムラウシ山行記【2】  岩佐浩克、征子
【3日目】
ヒサゴ沼から大きな雪渓を慎重に登り、ヒサゴのコル に出、その先には
自然が作った素晴らしい「日本庭園」が拡がりました。 ゆっくりとする間もなく、次のロックガーデンと呼ばれ る岩のゴロゴロした所に取り掛かり、この一山を登り きると、北沼がありトムラウシの山頂がすぐ目の前に 現れました。いよいよ最後の登りで、大きな岩を慎重 にわたりながら頂上に達すると、一匹のシマリスが 我々を出迎えてくれ、周りは360度の大展望が開けて いました。

山頂は次から次と到着する登山者であふれ、登頂の 余韻に浸るまもなく、一息入れてから下り、反対側の 南沼側に降りました。途中コマドリ沢は残雪が細長く 続いており、歩くスキーの要領で一気に下るところま ではよかったのですが、苦しみはこの後から始まり、 新道への分岐からは泥ドロ道の急登を強いられ、そ の後は何処を歩いているのか、笹を切り開いた眺望 のまったくない中を切り口に引っ掛けないよう足元だ けを見ながらひたすら歩き、途中のカムイ天上が何処 なのかも判らずに通過してしまいました。最後の歩き だけにさすがに疲れましたが、18時全員無事短縮口 に到着し、代行運転でまわしてもらった車に乗り込 み、東大雪荘にて、温泉とビールを満喫しました。
(参考:代行運転は銀仙台からトムラウシ短縮口まで2 万5千円でした)

岩佐浩克、征子

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