8/10(日) 3時半起床。今朝も1839峰はどっしりと鎮座していた。太平洋側は雲海 に浮かぶ峰々が美しい。4時半ごろ、その雲海から太陽が昇りだす。なんとも荘厳で美し い日の出ショウだ。朝食後下山開始の準備をする。テントやフライは濡れて重いが、そ のままザックに詰め込んだ。消費した水や食料の分だけ随分軽くなったはずだが、疲労 した体には依然として重い。5時テン場を後にする。登りで苦労した急坂の下りは、転げ 落ちまいと踏ん張るごとに古傷の膝が痛み出し、太腿も悲鳴を上げる。1305mのテン 場で休憩した後、上二股まで一気に下った。

 登山靴から沢靴に履き替え、荷物を整理している間に多くの人達がやって来た。単独 行者、夫婦者、グループなどだが、ほとんどの人達はコイカクシュサツナイ岳の往復登 山だという。日高の山も、今や中高年者がサブザック一つで登ってくる時代になったらし い。困難な山行を終えて気が緩んでいたのか、最後の川原歩きで浮石に乗り大転倒し たが幸いにも怪我はなかった。9時過ぎ札内ヒュッテに着き着替えをし、小屋の前の駐 車場に濡れた荷物を広げて乾かした。帯広に向かう東京のMさんを中札内の町まで送 り、道の駅で北海道のトウモロコシで完登のお祝いをした。新嵐山山荘で入浴して札幌 に車を走らせた。車窓からは剣岳が優しく微笑んでいるような気がした。



 8/8 3:00 札幌発、7:50〜8:26 札内ヒュッテ、8:35 コイカクシュサツナイ川入川、
     10:18〜50 上二股、13:11〜20 1305m、15:15 夏尾根の頭テン場着 

 8/9 4:15 テン場発、5:06 1560mコル、5:26 ヤオロの窓、5:44 1752m、
     6:30〜7:00 ヤオロマップ岳、7:30 1781m、8:53~57 前衛峰、
     9:22〜10:30 1839峰、10:55 前衛峰、11:52〜12:10 1781m、
    12:40〜13:15 ヤオロマップ岳、14:05 ヤオロの窓、15:26 テンバ場着

 8/10 5:01 テン場発、5:45~6:00 1305m、6:29〜7:10 上二股、9:17 札内ヒュッテ着




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