2002年07月28日

旭岳と姿見の池散策(7/28) Bグループ山行記(2/2)  折登一彦
このころ皆は、今にもこのまま北鎮岳 を往復しそうなほど絶好調で、気力体 力に溢れていた。それにしても平田さ んには感服する。私より10歳上なのに 私より10歳若い動きだ。その日のうち にもう一度同じコースをおさらいできそ うに見えるほど健脚である。旭岳から 3時間、中岳温泉に到着した。先着の 人たちがそれぞれに昼食をひろげて いた。その真中の深さ30cmほどの手 作り温泉に肉付きの良い4人の男達 が寝そべっていた。空は青空、沢山光 を集めてとても健康的な眺めに見えた ので、次は我々の番かなと思ってい た。でも、どこからも誘いがなく裸にな るチャンスを逸してしまった。昼食の 後、足だけ巻くって入った。湯加減は 上々で、混浴でした。土田リーダーが 丹精こめて煮出した熱いコーヒーが強 い日差しの中、風呂上りの喉にとても 染みました。
途中2、3度沢を渡った。雪渓から落ち てきた水流が一帯の草花を育み、そ して我々にも元気をくれた。裾合い平 で左折の後、間もなく、突然向こうにロ ープウエーの駅が見えた。
しかし私の身体はもう歩きたがってい ない。段差の高い登りでは、足を上げ ては見たものの身体が上がってこな い。家内の後に距離を作らないように と頑張って、やっと姿見の池に戻って きたとき丁度残る力を使い果たした気 がした。私がペースメーカーの折登で す。春香山で平田さんと足を鍛えてい ると聴く小林さん高橋さんのお二人は さすがに最後までしっかりとした足取り で感心した。姿見の池を上がると、ま るで計ったようにAコースの一行に出 会い合流した。Cコースはすでに到着 して待っていた。全員で山をバックに 写真を取ることになり、並び始めた。
なんと言うことだ。それまでずっと日本 晴れだったのに、14時15分急に山に 霧が走り、あっという間に山は消え た。だからそのときの記念写真には霧 は見えるが、旭岳の姿はない。
15分後ロープウエーで下山し、再度グ ランドホテル大雪で温泉に浸かった。 交渉上手な多田さんが、秀岳会ご一 行様の入浴料金を"ただ"にした。私 は今日も烏の行水だが、リーダーはな かなか出てこない。湯加減も良かっ た。ビールが美味かった。
いい山行だった。皆さんありがとう。

トップへ
トップへ
戻る
戻る
前へ
前へ